第2章 クイックスタート
本書はSaCa DataVizのクイックスタート説明書となる。下記通りに操作するには20分間程度の操作時間を要する。
2.1 ログイン
SaCa DataVizは現在クラウドサービス版とプライベートデプロイ版を提供する。
クラウドサービス版をご利用の場合、http://www.idataviz.com/ へアクセスして右上からログイン、またはアカウント登録してログインすれば利用可能になる。
プライベートデプロイ版/体験版をご利用の場合、ログインページでユーザネームとパスワード(プライベートデプロイ版:admin/aaa123、体験版:demo/1)を入力してログインする。
2.2 用語説明
SaCa DataVizに関わる用語を解説する。
用語 | 解説 |
---|---|
プロジェクト | システムはプロジェクト単位にリソースを備える |
データソース | 各種のデータベース、テキスト、インターフェースとの連携に使う |
データセット | データソースに基づいて作成される二次元テーブルのこと |
チャート | あるデータセットに基づいて作成されるビジュアル化グラフ/テーブルのこと |
ストーリー | 複数のチャートとストーリー(テキスト、画像、動画)で構成される表現力が豊かなビジュアル化した成果物のこと。業界においてDashBoard、マネジメントコックピット、ビジュアル化スクリーンとも呼ばれる。 |
通常はプロジェクト->データソース->データセット->チャート->ストーリーの順に操作する。
2.3 プロジェクト新規作成
SaCa DataVizはプロジェクトを用いてデータセット、チャート、ストーリーを整えるので、ユーザは業務単位にリソース管理・分類を対応可能。
ログイン後、右メニューから「マイプロジェクト」に入って、「プロジェクト作成」をクリックしてプロジェクト名(例:テストプロジェクト)を入力する。
2.4 データセット新規作成
SaCa DataVizにおいて、データセットはデータ展示とデータ分析の基礎として、データのモデルを提供し、次元と度量を決める役割を果たすものとする。データセット中のデータは内訳データのため、アグリゲーション/統計処理が不要である。
「demoデータソース」をクリックしてデータセットを新規作成する。
左にデータソースのすべてのテーブルとビューが表示されていて、テーブルを右のエリアにドラッグする。複数のテーブルをドラッグする場合、テーブル同士の関係構築が必要になる。主キー・外部キーの関係付け、または同名フィールドがある場合、2つのテーブルは自動的に関係付けられる。フィールドを選択することで、底部エリアでデータをプレビューすることができる。
以上、製品販売のデータセット作成は完了となる。
2.5 チャート新規作成
SaCa DataVizビジュアル化探索分析は主にビジュアル化チャートを表現手段とし、過去OLAP分析中のドリルなどの機能に対応し、データのフリー組合わせ・分析をサポートする。
「チャート作成」をクリックしてチャート定義画面に入り、データセットリストから作成した「demoデータセット」を選択する。
2.5.1 チャートデータバインド
選択したデータセット中のフィールドは画面の左に表示されている。うち、タイプがテキスト/時間となったフィールドは次元、タイプが数値となったフィールドは度量の下に表示されている。 次元のあるフィールドをデータバインド中の分類軸にドラッグし、度量のフィールドをデータ値にドラッグすることにより、デフォルトのチャートタイプ(リスト)でレンダリングされる。
度量フィールドのアグリゲーション方式切替、またはフィールド編集機能により、複雑な計算ロジックを実現可能とする。
2.5.2 チャート切替
SaCa DataVizは80種以上のビジュアル化表現方式をサポートする。各チャート種類の詳細は付録チャートを参照すること。
データバインド後、カラーとグレーのオプションが表示される。カラーのオプションを選んで切り替える。
2.5.3 ソート
チャートソートの入口は次元にあり、データに対して単価の和の降順にソートする。
2.5.4 属性設定
右の「属性設定」を開き、必要に応じてチャート様式を変更可能。
「保存」をクリックしてチャート作成を終了する。
2.6 ストーリー新規作成
ストーリーは複数のチャートとストーリー(テキスト、画像、動画)で構成される表現力が豊かなビジュアル化した成果物とする。業界においてDashBoard、マネジメントコックピット、ビジュアル化スクリーンとも呼ばれる。
「ストーリー作成」をクリックしてストーリー作成画面に入ると、テンプレート選択画面がポップアップされる。早めにストーリーを作成するために、ここで小売業のテンプレートを選択する。
2.6.1 リソースをドラッグし、ストーリーを定義する
クリエートした「demoチャート」をドラッグして、直接テンプレート中の任意のチャートテンプレートに切り替える。
2.6.2 コンテンツ属性設定
ストーリー中のチャートリソースをクリックして、右に当該リソースの選択可能な属性がポップアップされる。ここの変更でチャートの元属性に影響を与えることはない。
2.6.3 ストーリー属性設定
ストーリー設定をクリックして、ストーリー解像度、レイアウト、テーマ色などを変更する。ここは設定のままで変更しないこと。
2.6.4 ストーリープレビュー
ストーリー保存後、右上の再生アイコンを押して新画面を開き、ストーリーの再生効果をプレビューする。
以上、他のチャートの作成プロセスはさておき、最初のSaCa DataViz分析成果は作り上げられている。特性の詳細は《使用マニュアル》参照、または弊社へ問い合わせすること。