4.4 データフィルタ

4.4.1 機能説明

  使用シーンによっては、ユーザがデータを確認する権限に対して制限する必要がある。データフィルタ機能は、ユーザがデータを確認する権限を制限するための機能である。 データソースで制限必要なテーブルをバインディングしシステム変数、当該データテーブルを使用するデータクエリにフィルタ条件を追加することで制限する。

4.4.2 詳細説明

  データソース管理画面で、データベースのデータソースをマウスオーバーした後、データソースのデータフィルタボタンを押下し、データフィルタ設定ダイアログが出される。下図の通り: 001.gif

  その後、右側のテーブルを選択し、左側でフィルタするフィールドを設定し、システム変数をバインディングし、確定ボタンを押下して保存する。下図の通り: 002.gif

  これで、テーブルの行の権限が設定できている。その後、当該テーブルを参照するクエリにフィルタ条件が自動的に追加される。

4.4.3 特別説明

  データフィルタ機能はデータベースのデータソースしか対象としない。また、SQLデータセットはデータフィルタ機能に上書きされることが不可能で、ユーザがSQLデータセットにて自分でシステム変数をインクルードする必要がある。SQLの例は下記の通り:

select * from emp_table where id='[ユーザID]';

そのうち、[ユーザID]がシステム変数である。

4.4.4 フィルタ条件

  データソースだけでなく、データセット(図形データセット)、チャートとストーリーでもフィルタ条件を設定することが可能である。文字フィルタ条件でデータフィルタ効果が出るようにシステム変数を使ってもよい。 下図の通り:
003.gif

そのうち、[ユーザID]がシステム変数である。フィルタ条件で、このような戻り値が単一のシステム変数しか使えない。

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